百田尚樹が都知事選挙の応援演説で、対立する候補を「人間のクズ」呼ばわりしたそうだ。
テレビのニュース映像も見たが、これはまったく大人として駄目だろう。
今一番売れている作家のひとり、かつNHKの経営委員の公の場での発言は見過ごせない。
バラエティー番組とかでの発言でもなく、選挙の応援演説ならば、
その場をわきまえた発言でないと失格だ。芸能人ではないのだ。
はっきり言って、今後この人の書いた文章を読む気がなくなった。
俺一人が読まなくなってもこの人の作家活動には影響ないだろうし、
すでに相当な印税収入も得ていることだろう。
ウィキペディアを見たら、大阪出身だった。
関西系のノリでの発言なのかもしれないが、東京での発言のインパクトは違うことを考えなかったのだろうか。
無頼系の作家としては、野坂昭如がいるが、2世みたいな感じがする。
突然、自分が書いた本がベストセラーになり、またそれを原作とした映画まで出来たので
そのおごりが見事出てしまった感じだな。
突然金持ちになって人格が変わってしまう人もいるようだ。
この人もそうなのかもしれない。
大人が「本音」を言い過ぎたら騒動が起きる。
思っていても、一呼吸待って考えてからしゃべるのが大人だと思いますよ。
本性が出てしまった失敗事例ですねえ。
今後の本の売れ行き、本の内容に興味津々である。